内容:世の中に過酷な仕事は山のようにあるが、その中でも看護師はトップレベルだという。1日に10時間以上のハードワーク、人の命を預かるというプレッシャー、医師(特に女医)の看護師に対する見下した態度など……。まさに現代の『蟹工船』と言える内情。そのためか、ストレスをため込んでいる看護師が多いらしい。「残業はほぼ毎日。夜勤もあるんで、遊ぶ人も少なくなって限られてくるんですよね。同じ看護師とは休みの日まで会いたくないですし」まぁ、それもそうだろう。命を預かっているというプレッシャーは並大抵のことじゃない、平日くらい仕事を忘れたいのはあたりまえのこと。そんなハードな毎日を送っていた彼女に、ある運命的な出会いが訪れる。「ミ○シィで同じコミュニティに入っている女性から、いきなりメッセージがきたんです。まぁそれで直接、会うことになって。けっこう趣味も似てたんで、一気に友達になりましたね」と、ある女性と交友するようになる。初めは遊びも無数にあったが、半年もすぎれば選択肢も減り、そしてそのうちに彼女たちはホスト・クラブに出入りするようになる。「もちろん最初は興味で。ホスト風の男とか嫌いだったんですけどねー。いつのまにかハマってました」日頃のハードワークのストレスを解消するための、ちょっとした遊びだったはずが、いつのまにかのめり込み、そして借金がかさんでいった。「もうヤバいと思って、そこからは行かなくなって借金はすぐ返せたんですけど。でも、その友達はまだ行きつづけていたんですよね」この言葉をきいている限り、もう彼女は借金地獄を抜け出せて、普通の生活をしてるように思える。「彼女がある日、もうちゃんと返す!みたいな感じになって、1カ所で大きく借りて、それを返していくっていう話になったんですよ。それで保証人になってっていうんですよ。でも、さすがにそれはないなと思ったんですが……」しかし、彼女にはその友達はとても重要な存在だった。つらい日々のルーティンワークに刺激を与えてくれた彼女に、感謝の気持ちがあった。そして彼女は保証人になることを決意する。「逃げるとはおもえなかったんですよ。そういう“裏切る"みたいなことは、すごく嫌う人でしたから」しかし保証人のサインをした、そのちょうど1週間後、その“友達"と音信不通になってしまう。「連絡がつかなくなったんですよ。もう真っ白になりましたね。そこからは必至で探しましたよ。でも結局みつからなくて……」彼女は自分で返していくことを決意する。「もうしょうがないなと。高い人生勉強ですけど」。その最初の1歩がこのAV出演となった。AVに出演する娘には、基本的に“お人よし"といったタイプが多い。もともと過酷な生活ではあったが、『人のためにAVに出る』という、もっと過酷な生活が彼女を待っている。