内容:今始まる、一人の少女の気高く艶かしい輪舞曲・・・・・・。彼女の名前は悠。しかしその名前で呼ばれることは少ない。彼女には“星の奏者、悠ティック・ハルモニア”という、もう一つの名前がある。彼女は大の音楽好きである。中でも、クラシックなど、比較的、優雅であるとか美しいであるとか、そういったイメージの音楽を好んで聴く。それだけであれば、どこにでもいるような音楽好きの女の子で終わってしまうのだが、そこで終わらないのが、彼女の二つ名の由来である。彼女は非常に優れた音感の持ち主で、日常の些細な音にまで、メロディになっていないと落ち着かない気質でもある。他人にそれを強要するほどの頑固者ではないが、自身は、シャープペンが机を走る音から足音まで、繊細な力加減でその音をコントロールし、メロディを作り上げているのである。そんな彼女でもコントロールできない音がある。その一つが、SEXなどの際に生じるマ●コの音である。マ●コは、意に反して動く部分があるので、完全に自分の意志で力の加減をコントロールするのは不可能である。では、汁の量で音を調節することは?それもまた困難だろう。オナニーもなるべくしているが上達の兆しがない。修業し精神を鍛えればあるいは、と思い滝行をしたこともあったが、風邪をひいて一週間寝込んだだけであった。ある日、耐えきれなくなった悠はその悩みを友達に打ち明けた。友人の答えはこうだ。『やはり実戦経験を積むことが一番の上達の近道である。AVの撮影の仕事など、マ●コを弄られることやエッチをする機会も増えるので、うってつけではないか』。早速彼女は友人の紹介でAVの撮影のバイトを見つけ応募、見事に合格、撮影に臨む。服を脱がされていき、次第にエッチなムードになっていく。マ●コに男優の手が伸びる。さあ奏でるのだ、誰もが聞き惚れる魅惑のエロティック・オーケストラ。織りなすのだ、こすれあう肌、漏れる吐息、絡むマン汁のハーモニー。ハァハァ、ぬちゅぬちゅ、ぐっちゅぐっちゅん・・・・・・。終演。彼女が初の撮影を終えて感じたこと。それは、まず、男優のテクニックに慣れることが先だということであった。決して経験人数が少ないわけではない悠だったが、決して素人には真似できない巧みなテクニックの数々に、途中から頭が真っ白になってしまった。彼女が魅惑のメロディを奏でるマ●コを手に入れる日は、まだまだ先のようである。