内容:俺にとってイイ女とはイコールで都合のいい女だ。変に駆け引きをしてくる奴や、考えていることの分かりづらい女の相手なんて時間の無駄だろう。言葉だけでなく、目が、手が、空気がそいつの気持ちを伝えてくる。それくらい分かりやすく、都合のいい女を俺は求めていた。そして、その願いは思いがけない場所で叶えられた。雑誌モデルのようなスタイル、少し焼かれた健康的な肌、何よりヘラヘラとした気の抜けた笑顔。出逢った瞬間からこいつはきっと男にとって都合のいいタイプの女だろうとの予想が立った。その予想はすぐに確信へと変わる。初体験の相手は自分の倍の歳の男だったらしいが、みどりは「ちゃんと付き合ってたよ。すぐに別れちゃったけど・・・」と言う。付き合った経緯としては、友人の紹介で知り合った後、3回目に会った時には"偶然"2人きりになってキス。その後メールのやり取りの中で交際が始まり、4回目に会った時には男の家に招かれ、そのまま初めてを捧げたとのこと。その後数回のデート(勿論セックス有り)があったものの、「仕事も最近忙しいし、君にも悪いから友達に戻ろうか」と切り出されたらしい。詳しく話を聞けば聞くほど、若い女の処女に目が眩んだ大人の男が口先で遊んだだけであるのは明らかだ。思春期のみどりが健気にも、年上に尽くしている姿が目に浮かぶようではないか。本人も口では「いい人だった」と言っているが、そこから自信は感じられず、遊ばれたのではないかと気づいてはいるがそれを認めたくないだけなのだろう。それに気づいた俺は、優しく笑いかけながら言ってやった。「素敵な人が初めてで良かったね」そしてその言葉を受け取ったみどりは、自分の疑いは間違いだったのだと安心し、俺に心を許すのだ。実に分かりやすく、扱いやすい女だ。こういう憐れな女は、俺が十分に可愛がってやるしかないだろう・・・。