内容:「なんか、とにかくお金さえあればいいかなって…」最近まで、派遣アルバイト生活を続けていたという彼女。様々な職種、多様な人々、人間同士のコミュニティの数だけ、そこにはドラマがある筈だと特定の職種、正社員としての待遇を捨てて、多くの仕事を経験することに重点を置き、いくつかの職場で経験を積んできたようだが、最後に務めた派遣先で上司や同じ部署の社員から散々嫌がらせを受け、半年経った今でもその派遣先を思い出させるモノを見たりするとその時の記憶がよみがえって落ち込んでしまうという。務めていた当時の上司は部署内を支配したがるタイプで正社員のみのチーム構成を希望していたが、その上の部長の方針で派遣社員を外部から呼んで重要なポジションに配置しているのが気に食わなかったらしい。しばらく勤めている内に前任の派遣スタッフが4人連続して短期間で辞めていることがわかったという。彼女が入った時に派遣先の人事担当から何か問題があったら直接相談するように言われ、その時点で妙な雰囲気を感じたらしい。最初の一週間は何事も無く、与えられた仕事に従事していたが、特に何かしたわけでもないのに次第に上司が「本当は嫌だが部長の方針だから仕方ない」などと露骨な嫌味話を他の正社員としているのを聞かされたという。なるべく気にしないように務めていたものの、次第にエスカレートしてゆき、小さなミスをした時などは、その日はずっと嫌味を言われ続けたらしい。いい加減耐え切れ無くなり人事に相談するが、相談内容を口頭で上司に注意しただけで根本的解決には到底至らず、それどころか更なる火種を産んだだけで何も役に立たなかった。嫌がらせは陰湿さを増してエスカレートするばかりで、とうとう限界が訪れ退職に至ったという。かつて強く持っていた仕事に対する信念も薄れ、しばらくの間、自宅で無気力な日々を送ったという。仕事に膨大な時間を費やしストレスを抱えることにうんざりし、ネットでAV出演の求人を見つけた時も「これならいいかもしれない」と素直に思ったという。「セクハラも結構されたけど、ビデオに出ること考えたらなんでもないですね」と冗談めかして語っていた。