内容:2年前に交際していた彼氏とは、結婚を前提に付き合っていたが、付き合い当初から彼に定職が見つからない事もあり、ずるずると交際期間だけが長引いていた。 当時、彼は一人暮らし。 彼の家は男友達の溜り場で、いつ行っても誰かしら男友達がいた。 その為週末の昼や休日に、彼らを数時間追い出して性生活を行なうのが、日課となっていた。 そんな中、彼の様子が何か変だと、違和感を感じ始めたのは付き合い始めて一年と半年が過ぎた頃。「友達が行くあてが無いって言うから…」 という理由で、彼の友達が彼の家に住むのを許可してしまった。それからというものの、会っても会話する時間が減り、H無しの日も続いて、苛立ってきたある日。 彼が突然、就職は諦めて、大学に行って勉強したいと言い出した。学費に関しては親に援助してもらうから問題ないと言っていたが、私の親の出した結婚条件は彼が職場に最低2年は勤めていることが条件だったので、それは結婚延期を意味していた。 しかし彼女は彼と一生付き合う、結婚するつもりだったので、4年くらいならと考え、承諾してしまった。学校へ行く資金は親から援助して貰いつつ、彼自身もバイトしながら通うとは言っていたが、まるでバイトはする様子がないし、私から借りたお金を返す、と言って、結局そのまま返さないような、有言不実行なダメな人だった。さらに、今まで泊まりに着ていた友達というのも元カノだったということも後々に知った。それでも彼女は彼を思うゆえに、私がずっと世話してあげないとこの人は生きていけないんじゃないのだろうかと、性生活は彼の気持ちが自分から離れないように、懸命に尽くし、彼が転々と仕事を辞めるたびにお金を貸し、生活には困らないようにしてきた。今は、女にお金、基本的に遊んでばっかり好き放題しているが、そのうち周りに女がいなくなり、お金も尽きてくれば、私のところへ、気持ちも体もきっと戻ってくると信じてきた。 しかし、彼女の努力は報われず、彼は消費者金融からお金借りて、数か月後に返済出来ず失踪。 その何ヵ月後に、中学時代の友人から通帳やら印鑑を盗んだなんて噂をちらほら聞いていたが、それらの情報を最後に消息不明になってしまった。 今思えば付き合った彼氏の中では一番ダメで最悪だったケースだったし、色んな意味でつらい体験だったそうだが、それでもインタビューに、朗らかに、豊かな表情で答えてくれる彼女のとても強い女性像に、魅力を感じた。