内容:レンはバカだ。周りからもいつもバカだバカだと言われている。レンはそれでいいと思っている、むしろそれが光栄だと思っている節もある。レンがバカだと言われ始めたのは中学に入った頃からだ、それまでの彼女は頭の良い利口な子だったのだが、中学に入る頃に変わっった。それは彼女なりの処世術だったのだ。レンの両親は互いに堅い職業に就いていた。それの影響でレンも小さい頃から熱心に教育指導されてきた。そのおかげで小学生時代はテストの点数も、内申もとても良かった。両親はとても喜び、自慢の娘だとレンにいつも言っていた。そんな両親が大好きで、期待に応えることも大好きだったレンなのだが、利口過ぎるせいでイヂメにあったいた。頭の良い事がイヂメの対象になることに疑問を感じていたが、長い期間イヂメにあっているとそれは仕方のないことなのだと、理解するようになった。このままではいけない、変わらなくてはいけない。そう思ったレンは中学に上がると同時にイメチェンを決行した。その方法が「バカになること」だったのだ。そして見事にイメチェンは成功した。クラスのみんなからバカ、アホと呼ばれていたが、それでもみんなは優しくしてくれた。「ほっとけない奴」だとか「かわいい」とか、今まで聞いたことのないようなことも言われるようになった。そしてクラスでの立ち位置、キャラ付けは定着したのだった。それでも家では利口な子を演じていた。むしろそれが本来の自分だったのだから・・・。イメチェンが成功したことで、友達は沢山でき、そしてモテるようになった。そして中二の夏、初めての彼氏ができ初めての経験をした。一番刺激的だったエッチは保健室でのエッチ。初体験を済ませてからというもの彼氏の性欲は爆発。どんなところでも求めてくるようになった。そして保健室に仮病で忍び込み、先生がいない時を狙って行為に臨んだ。それが今までで一番興奮して気持ちいいエッチだったという。それから彼氏とのエッチ三昧の日々が始まった。しかしそれは彼氏の浮気によってすぐに終わりを迎えた。彼氏の浮気にいショックを受けたレン、その心の隙間を埋めるためいろいろな男に抱かれた。先輩、後輩、先生、おじさん・・・。そして気付いた頃には経験人数は100を超え、セックスはレンにとってのアイデンティティとなった。そうしてセックスを求め、今日も街を彷徨うのだ。