内容:ミカは現在都内の某アパレルショップで働いている。今、20才の彼女は高校卒業と同時に東京に上京した。彼女の都会での生活もかれこれ2年になろうとしている。高校の頃バイトで必死に貯めたお金とトランクケース一つで家出同然に住み慣れた街を出て行った。特に理由などなかった。強いてあげるなら、変わらない日常に嫌気がさしたそうだ。彼女にとって東京は理想の街だった。様々な刺激に満ち溢れ、彼女の住んだ街とは大違いだった。もともとお洒落好きだった彼女。自分のファッションセンスに自信を持っていたけれども、彼女の街で自分のセンスを披露しても奇異の目で見られるだけだった。でも東京なら、そんなことはない。それどころか男達から声を掛けられることも少なくなかった。お洒落がアイデンティティーの彼女にとって東京が自分を受け入れてくれているのだと思えることだった。そうは言ってもお金だけはそうはいかなかった。東京という街はそこにいるだけで多額のお金が消費される。自分のお洒落を求めているうちに彼女の資金はあっと言う間に底を尽いてしまう。初めは自分の気持ちに整理がついたら、田舎に帰って変わらぬ日々を過ごそうとしていた彼女だが、今では、東京で生活していこうという気持ちが完全に勝っている。親に連絡したら連れ戻されることは容易に想像できたので、消費者金融でお金を借り、きちんと部屋を借り、何店舗か面接を行った末になんとか今のショップで働くことができたそうだ。今回の出演はその時の借金がやっとあと少しで清算できそうになったからこの際一気に還したくなったからだとか。この撮影が終えて、借金が無くなれば彼女の新の東京の生活が始まることだろう。