内容:あやさん、二十歳。 生まれも育ちも栃木。今も地元の大学に通いながら、弓道サークルで矢を放つ日々を過ごしている。 小柄な体に、黒髪のボブが凛と映える。 弓を引くときの姿は静かで端正だが、普段はずっと笑顔を絶やさず、どこかあどけなさすら残していた。 彼氏はいないまま二年が過ぎた。 それでも恋や性に関しては無垢なままではいられず、時にセフレに身を預けることもあった。 経験人数は片手で数えられるほどだが、その中で芽生えた好奇心は、彼女を東京へと向かわせる。 AV出演という選択に、自ら足を踏み出したのだ。 ひとりの夜には、愛用の電マを取り出す。 小さな身体に秘められた欲望を確かめるように、振動を受け入れる。 身長150センチ、控えめな存在感の裏に、密やかな衝動が潜んでいる。 弓道を社会人になっても続けたいと語る彼女の姿は、素朴で健やかだ。 しかしその内側では、まだ見ぬ世界に触れたいという衝動が、確かに脈打っていた。