内容:渋谷という街が好きで、高校卒業後に渋谷の小さな不動産屋に就職した彼女。中学の頃付き合っていた彼氏を追いかけて情報系の高校に進学し、そこで事務関係の資格をいくつか取っていたのが幸いした。彼氏とは学校に女が少なかったせいか大したトラブルもなくそれなりに長く続いたようだが、高2の終わり頃には互いに飽きが来て"距離を置こう"と言ったきり復縁することはなかった。自由の身になる少し前から同姓の友達がもっと欲しいと同姓代のコミュサイトで仲間を募り、頻繁にカラオケオフなどを開いて友達を増やしていた。その遊び場が渋谷だったのだ。友人の中には年下の学生も多く、仕事が終わった後に集合して遊びまくる計画は入社後しばらくして先輩から聞いた事実に打ち砕かれた。残業がある可能性をまだまだ遊び盛りの彼女には想像できていなかった。帰る頃には疲れ果て、とても遊ぶ気分にはなれず、休日も疲れとストレスで外出しなくなることが多くなった。久しく会った友人にも「顔色が悪い」と心配され、このままじゃどうせ長く続かなそうだし、それならサッパリ辞めてしまおうと退職を決意。公務員試験でも受けようかと、勉強しながらラクに稼ぐ為にホステスの仕事を始める。人と話してる方が楽で貯金もみるみる増える。もしかしたら転職かもしれないと掛け持ちする為に別の面接を受けることに。しかしそこでAV出演の誘いを受けることになる。顔バレのリスクを冒してまで出たくないというニュアンスだったが、担当に言いくるめられたのか、報酬の額に目がくらんだのか意外とすんなり了承してくれた。撮影後に聞いた話だが都内にマンションを持ちたいという夢があり、手が届きそうだったからだとか。ホテルについて軽くインタビュー交えながら写真を撮られ、カメラが回り始める。あくまでも仕事と捉えているのか、こちらのいうことには素直に応じてくれる。打算で動き、利益に貪欲な女と関係を結ぶのはとても刺激的で、AV業に就いて良かったと思える瞬間でもある。たわいのないやり取りに含まれる計算。皆さんにも是非ご覧頂きたい。