内容:オナニーをしたことがない、奈々ちゃんはきっぱりと言い切った。そんな19歳の性欲真っ盛りの女の子がいるだろうか。そんな真っ赤なウソは散々カラダを火照らせて自分がどんなにエロいやらしい身体をしているか思い知らせねばなるまい。初体験自体はちょうど1年前という奈々ちゃん。去年のちょうど今頃だったという。夏も終わりかけ、いま働いているカラオケ店で仕事を始めた時期だった。ちょうど一人暮らしを始めて生活費に困っていた奈々ちゃんは時給の高い深夜帯の勤務でシフトを組んでいた。周りが週末を楽しんでいる中での勤務は大変だったんじゃないの?と聞くと、いろいろHな事件が起こるから楽しいんだとか。お酒も入ってカラオケでハイテンションのお客さんばかりである、それはなにも起こらないのがおかしい場所が深夜のカラオケ店なのだ。注文された飲み物を届けにいったら部屋でもうコトが始まる寸前だったとか、お店の廊下で脱ぎ始めるカップルだとか、それはエロスでカオスな光景をたくさん目の当たりにしてきたのであった。そんな職場のなかで出会ったのが初体験の相手になった彼氏だった。お店の一年先輩だった彼氏は防犯カメラの死角を熟知していて、お店のほとぼりもさめる午前5時ごろ、急にカウンターの横に並んだと思いきや冗談交じりにお尻を遠慮なく揉みくだされ、何気ない会話をするかのように、どれだけオナニーしてないだとか、もう勃ってるとか卑猥な言葉を浴びせられた。そんな言葉を絶え間なく聞かされてはオトコの身体を意識しないわけにはいかず、けっきょくムラムラがおさまらなかった二人はシフトが終わる朝の7時に近くのホテル街へと消えていったのであった。だが彼氏も勤務中にHな現場を数多く見てきてたせいか、普段からムラムラしていたので、よく勤務中に防犯カメラの死角をふたりで見つけては内緒のディープキスや軽い愛撫を楽しんだ。やがて露出の快感を身につけた奈々ちゃんは公園や野外でのプレイをしたいと言い始めたが、さすがに彼氏はそこまでついていけず、別れることになったという。そんな奈々ちゃんに一番エッチしてみたい状況はと聞くと、知り合って間もない相手と赤の他人に覗かれながらのエッチなんだとか。それじゃ乱○パーティーがお似合いなのかといえば、そういうのではなくてあくまでエッチとは無関係の素人の人間に見られるのが快感だとか。10代のどこか飛んだこだわりにちょっとあっけに取られながら私はカメラのスイッチをONにした。