内容:寿司屋でアルバイトしているという萌さん。マシンが自動的に握ってくれるような大手回転寿司ではなく、カウンターの昔ながらの店で、アルバイトが出来る仕事に調理作業は含まれていない。来店した客を席に案内したり、注文を運んだりとホール作業を担当しながら、ヒマな時は職人が握っているのをぼんやり眺めているのだという。素早い手付きで寿司ネタを柔らかく包み込み、シャリが固くならないような力加減で握るのが大切だと、仲の良い職人が教えてくれたことがあり、ムダの無い手付きで貝や白身魚をクニクニ握っている様子を見ながら時々妄想を膨らませて時間が経つのを待っていたという。高校を卒業してバイトを始め早2年になるが、その店の経営が最近怪しくなっているらしく、転職を考えているようだ。しかし散々痛い目にあってきた高校時代の就職活動で希望がないのは目に見えており、もう一度同じことを繰り返すつもりはないらしい。自分の店を持ちたいと店に弟子入りしていた脱サラ青年を見て、手に職を付けられる仕事がしたいと考えているようだ。趣味はインターネットで進学や就職で平日に友達と遊べない為、チャットやSNS等のコミュニケーションサイトにハマっているらしい。今回、チャットでたまたま知り合い、メールでしばらくやり取りした後、オフで会うことになった。最初から目的を提示して会えたら話は早いのだが、今回は全くの素人が相手でここまで持ってくるのが大変だった。控えめな性格で、ネット経由で会う娘の中ではなかなかいないタイプだと思う。料理の勉強にはならないが、いつか訪れるであろう婚期を逃さないために、しっかりと手に職を付けて帰って頂きたい。