内容:ネット上にはこんな質問が沢山ある。"「家事手伝い」ってニートのことですか?"大学卒業後1年で男関係のトラブルで会社をやめることになり、実家に戻ったルイさん。再就職なんてすぐに出来るだろうとタカを括っていたが、次第に面接の失敗で落ち込む日々から自分の何がいけないのか戸惑う日々に変わり、採用試験も面接もいい感触だったと自信を持っていた会社もことごとく落ち、不合格通知が50枚に達したところで気力が尽きたという。地方まで足を伸ばしていたため、学生の頃からの貯蓄も底を尽き、アルバイトをしてしまうとシフトの関係で就活が出来ないと無職のまま家にいる生活が続く。家にお金を入れられないので代わりに母の家事を手伝い、しかし転職サイトには、もはやログインする気力はなく、気付けば3年が経過していた。帰省してすぐのころはよく遊んでいた地元の友達とも金欠を理由に誘いを断るうちに疎遠になり、"大変だったね、静養しなさい"と言ってくれる親につい甘えてしまい、家事以外の時間はネットやテレビで時間を潰していた。ある日、テレビで「ヒキコモリ」に焦点を当てたドキュメンタリー番組が放送されていた。高校卒業後の就職活動に失敗し、ニート歴5年。両親はそれほど裕福ではなく、お願いだからもっとしっかりして自立して欲しいと泣いて頼む姿が映っていた。この番組に出ていた男性は「家事の手伝いなどで"義務"を果たしている気分になり、無気力な生活を送る自分を誤魔化していた。」と最後に語っていたらしい。家庭環境が違うだけでそのまま今の自分だった。心の何処かで自覚していた部分を見事に突かれて、その日のもんもんとした気持ちを抱えてその日は眠れず、再就職のことばかり考えていたらしい。しかし、いざ転職サイトにアクセスしても以前のトラウマがよみがえるだけで、別の道を模索し始めたという。お金を貯めて開業を目指す人々のコミュニティを見たのがきっかけで「自分の店」という空想を抱くことが多くなり、"何をするにしてもとにかくお金だ"という結論に至ったらしい。必要な資金は膨大で、なるべく早くある程度の金を稼ぎ出すための仕事を探したところAVに行き当たり、ヤケクソ気味で応募したという。面接で"良かったら今からでも"という話になり撮影が決まった。ホテルへ行く途中、職業の話を振った面接担当が路上で彼女に怒られていた。