内容:高校卒業後、地方の印刷会社で事務の仕事をしているという彼女。既に入社3年目で仕事にも慣れ、安定した暮らしを送っているらしい。しかし、昨今の書籍のデジタル化の流れ中、社内で先行きに対する不安が広がっており、一部では「うちは大手じゃないから、いずれは確実に倒産するだろう」という話もあるという。ある程度、事務関係の資格は持っているものの、毎日単調とも言える作業の繰り返しで、オペレーター達のように日々技術を磨いている人材と違って万が一倒産した後の身の保証がある訳でもなく、この不況の中、資格一つで再就職出来る程将来を楽観視できない為、いっそのこと学生の頃憧れていた海外への移住を本気で考えてみようかと思い始めたらしい。高校生の頃、両親に連れられて旅行に出かけた際、まずただの一般人の容姿の美麗さに驚いたという。俳優やモデルが特別美しいという日本とはまるで違い、道行く人々が軒並みモデルのようなルックスで、島国の常識を根底から覆されたらしい。食べ物の不味さに閉口するも、そこには広告と電線で埋め尽くされた風景もなく、お金と時間さえあればずっとここに住めるのになと、帰国するのが本当に惜しかったという。その憧れも就職が決まり、社会生活の始まりと共に過去のものとなり、最近になるまで思い出すことすら無かったらしいが、ここにきて野望が再燃し、資金調達の為に動き始めたという。しかし仕事も定時で帰れる程甘いものではなく、休日を使ってアルバイトを始めるも2ヶ月で体調が悪くなり、身体の負担にならずに高額の収入を得る仕事を探したところAVに辿り着いたらしい。職場の人に見られても大丈夫かと面接で聞いたところ「もうすぐ海外に行くので構いません」とのこと。あと少しで目標額に届くらしい。