内容:大学中退後、小さな飲食店でアルバイトしていたという美季さん。雑誌にも時折掲載される、メジャーでないながらも、隠れた名店としてそれなりに通っている店だったという。味に惚れ込み、修行してゆくゆくは自分の店を持ちたいと考えていたらしい。2年間、本当に下っ端だった頃と比べると任される仕事も重くなり、もう少ししたら厨房に入れて貰えるんじゃないだろうかと考えていた矢先、ある日出勤するとシャッターが降りており「店主の都合により、月末まで臨時休業させて頂きます」という張り紙だけがあったという。同じように出勤していた同僚も唖然とした表情を浮かべ、店主の携帯も留守電になるばかりで、後に契約が解除されたのか完全に繋がらなくなったという。かなり前から自転車操業と言ってもおかしくない程の経営難だったらしく、「夜逃げだろう」というのが同僚達の見解で、しばらく待ってみたものの連絡がある筈もなく、ショックもあり無気力な日々が過ぎていったらしい。貯蓄が尽きる前になんとか働かなければと思ったらしいが、また潰れやしないか、調理させてくれるのかと不安を拭えず、手っ取り早く技術を身に付けようと料理学校への入学を決めるも、授業料が思いのほか高額な為、手早く稼げる仕事はないかとAVに辿り着いたという。これだけ可愛いのに余程消極的なのか男性経験は非常に少なく、一夜限りの遊びも一度だけ。おもちゃの使用経験も無く、いかにも真面目そうな雰囲気がプンプン漂うが、職人を目指すだけあり芯は強そうな感じで、スカートから伸びる長い美脚にカメラを向けながら、男優に転職しようかなと延々考えていた。