内容:キッカケは婚約中の彼氏の浮気が原因だった。34才、これが最後の恋愛だと思っていたのだ。それは彼女からの電話から始まった。電話の内容は婚約している彼氏が浮気をしてるらしいという話。会社の帰りに待ち合わせをして喫茶店で話を聞き、何とかなだめてから店を出た。帰りの道で、少し意地悪な誘いをかけてみた。というのも彼女には以前からバイトでAVのスカウトをしているという話をしており、人には言わないものの何かとネタにされてきた。彼女は「もし本当に浮気されてたら出る」付き合いが長いからこその冗談であって、本気で言っているつもりじゃなかったのだが、顔を見る限りどうも本気らしかった。婚約中の彼氏も何度か会う機会があり、とても女遊びをするような雰囲気ではなく、仕事や付き合いで家に帰れないのだろうと思っていた。結果的には、彼氏は見事に浮気しており、「大人のお付き合い」でなく正攻法で7歳差の美人を新しい彼女にしていた。修羅場にはモチロン立ち会う訳はないが、話を聞く限り相当なものだったらしく喫茶店で話した3週間後に彼女から連絡があり、本気でAVに出たいと言われた。会ってみると思ったより落ち込んでいる様子は無く、ビデオを相手の両親に送りつけてやると笑っていた。事務所に入る前に若干気まずくなって本当に出るつもりなのか確認するもそれほど深刻なものと考えてないようで、結婚は諦めてお金儲けに精を出すと意気込んでいた。面接で「男優やる?」と真顔で担当に聞かれるが勇気がないのでスルーして、撮影中は部屋の外で待機しながらこういうシチューエーションも興奮するなと部屋からの音に耳をすましていた。