内容:あの悲劇から一か月…私達は密かに連絡を取り合い、喫茶店で落ち合った。話の焦点はもちろん「ヤラレっぱなしじゃ気が済まない」ということで、意見が一致した私たちは早速、知り合いから紹介してもらった人権派の女性弁護士「南朋さん」と会う。私達よりも少し年上と思しきその女性弁護士は、眼鏡の奥に理知的な瞳を覗かせ、男性社会においても毅然とした態度で仕事をこなす女性特有の自負と威厳に満ちた、強い父性すら感じさせ、同じ想いで社会に臨んでいる私達にとっては心強かった。そして私たちの想いをひとしきり聞き終えた彼女は、「目には目を…っていう言葉ご存知ですよね?」という、見かけ通りの頼もしい提案をしてきた。そう、男達への復讐心が固まった瞬間だった…。次の日、主犯格の男をホテルに呼びつけ、南朋さんが静かな口調で取引を始めると、最初こそ虚勢を張っていた男も萎縮し始め、強制的に拘束されると…3人による恐怖と快楽の狭間を味合わせる男犯制裁が幕を下ろされた…。