内容:数ヶ月前から入念な仕込みをし、万全な対策を経て挑んだ3対3の合コン。その努力もむなしく、ものの見事に空振りをした俺たちは男だけで2次会3次会とやけ酒を...とうの昔に終電はなくなり、始発まで約2時間ほど、どこかで身体を休めようと入ったカラオケ店。今日は暇なのか、店内はガラガラである。惨敗に終わった合コンの鬱憤を晴らすかのように歌う連れ2人を尻目に俺は一人部屋の前の廊下で煙草をふかす。悔しすぎて、情けなすぎて、正直あまり酔えていない。煙とため息を同時に吐き出す俺。そんな時、女性店員が俺のところへやって来た。彼女は怯えるようなか弱い声で「恐れ入りますがこちらのスペースでの喫煙はご遠慮下さい」という。俺は彼女を3秒程見て、差し出された灰皿を受け取り「すみません」と一言いい店外へ...夜風に吹かれながら残りの煙草を吸いながら、さっきの女性店員のことを考えていた。整った顔立ち、艷やかな綺麗な髪、細身の体型でお店の制服がよく似合う...無意識のうちに俺は彼女に好意を抱いていた。するとさっきの店員が店内から出てきた。店の制服とは違う服装だ。どうせ客も少なく暇だからという理由で店長に帰らされたのだろう...んんッ??まてまて、これはチャンス??そう思った俺は彼女に声をかけ、あまり乗り気ではなさそうな彼女を食事に連れ出すことに成功した。実はあまり興味のない「サカナ●ション」について意気投合した俺達はファミレスからタクシーで俺のアパートへ移動することに...当初からオンナを連れ込むつもりだったから部屋は掃除してある。ベッドの下には電マも隠してある。想定外のいけすで釣れた金目鯛を存分に味わいたいと思う...