内容:品川区。高架下にある、とある駐輪場。 神経を逆撫するようなやかましい音をたてながら、その日の終電が闇夜に吸い込まれていった。 静まりかえった駐輪場で、俺はその女を発見する。 女は、胎児のような格好で冷たいコンクリートの上にうずくまってる。 20代前半くらいだろうか? 酒と香水の匂いが混じり合った空気を身に纏いながら、アルコールがもたらす眠気に身を委ねている。 髪はボサボサで服も乱れているが、顔を覗き込んでみると幼さの残る美人だった。 ふっくらとした頬を上気させながら、艶やかな唇の隙間から荒い息が漏れている。 見れば見るほど性欲を掻き立てられるイイ女だ。 服の上からでもその豊かな乳房は上着を窮屈そうに押し上げている。 周囲に人の目が無い事を確かめた俺は、その女を担ぐようにして運び出し………